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離婚できない理由

先日、離婚3周年記念を迎えました。

高校生になった娘と二人、「よかったよね、よくがんばったよね」と互いを称え合いました(笑)

私が離婚を考え始めたのは約8年前、実行に移すまでに5年、いや、もっと長かったかもしれません。

原因は夫のうつ病に伴うアルコールの増加。頻繁ではありませんでしたが大声で怒鳴り、物が飛ぶようになったこと、娘の不登校が始まったこと。これ以上耐える必要はあるのかと疑問に感じ決意しました。

なぜこんなにも時間がかかったか。

離婚はしてはいけないもの・病人を放っておくなんてできない・周りの目が気になる・私の収入で家を借りて生活できるのだろうか。

…などなどいろいろと理由をくっつけては決断を延ばし延ばしにしていました。

何年経っても同じことの繰り返し、でも決断できない。

そんなとき、たまたま職場の同僚が振り子を使うヒーラーの方と知り合いで、5分間の無料セッションをしているので受けてみたら、と勧められました。

当時はスピリチュアルには興味はあったもののその根拠については半信半疑だったのですが「無料」という言葉の安心感と、とにかく何かヒントになればと思い申込みました。

いよいよセッションの日が近づいてきたとき「5分間、無駄にできない、簡潔に話して聞きたいこと聞かなくては」と思い、自分の中の何が原因で離婚ができないのかを探るべく、とにかく自分の気持ちをすべて書き出し自分と向き合う作業をしました。

そこで行き着いたワードは

覚悟

一人で生きていく覚悟。自分の決断と責任でこれらの自分と娘の運命が決まっていくという恐れ。

これが怖くて決断できないのだと気づきました。

結局、離れられない理由は夫にくっついていることによって自分が責任を取らなくて良いから。うまくいかないことは全て夫のせいにしておけばいい。うまくいかない人生でも一人より二人の安心感。

結局5分間のセッションは自分の気づきを話し、背中を押していただいた形で終了(自分で気づいて、そこにさらなる勇気づけをしていただくという理想的なセッションでした)。

ここからあとは選択肢はなし、覚悟するしかない、自分の人生に責任を持つという強い気持ち準備を勧めました。

決断をすると宇宙は応援する、と実感したのはこの時で当時私は47歳、派遣社員でしたが思い切って正社員の求人に応募してみたところまさかの採用(面接してくださった人事担当者からも「ずいぶん思い切りましたね」と言われました)、きれいで家賃も安いアパートも見つかりすべてがタイミングよく運びました。

さらに、離婚を切り出して同意を得た翌日、不登校だった娘は学校へ行き始めました。

自分と向き合い、一番痛くて見たくないところに目を向けて気づきを得たことが私にとって大きな転機となりました。

あのときセッションを勧めてくれた同僚は一昨年コロナで亡くなってしまったのですが、彼女が勧めてくれていなければ自分を知ることなく、未だに同じ生活を送っていたかもしれません。彼女は恩人です。

一人の存在、たった一人とのご縁が他人の人生に与える影響は大きいです。

私も私の経験をシェアすることによってどなたかお一人にとってのヒントや気づきに繋がってくれればと思っています。

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